日々雑感

廣森個人や研究室に関する簡単な日記です。

2020年9月

9月25日


一挙にバタバタとしてきた感じ。でも,予定していた仕事が1つキャンセルになったから,まだマシ(なのか…)。"Everything in life is a trade-off."です。


大学の研究室に戻るには,みなさん,inductionを受けないといけないとのことで,1時間みっちりレクチャー。いろんな標識(?)も見せられて,さながら自動車免許の教習所を思い出しました。




そういえば,大学でお世話になっている先生,いまもらっているgrant(の最も大きいやつ)は1 million pounds(日本円で約1億3千5百万)だけど,今度もらうことが決まったgrantは5 million pounds(日本円で約6億7千5百万)だと言ってました。ははは(笑)。


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9月22日


ボリスさん,今日の議会で以下のようなことを言ってた。


"... because nothing is more important than the education, health and well-being of our young people."


やっぱり,彼はトランプとは(雰囲気は似てるけど)中身は違うな。


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9月20日


そろそろ大学の方も新学期。ということで,今日(日曜)などは職場の同僚3人と顔合わせも兼ねて,いろいろ打ち合わせや情報交換など。というか,イギリスの人も良い人が多いな。みんな,よくしてくれます(この恩をどうやって返したら良いものやら)。打ち合わせといえば,来週の日曜も科研の会議がありました。時差があるので,こちらは朝の6:00~。人数が多いので,(私一人のために)イギリス時間に合わせてくれとは言えません(笑)。


とある仕事で,関西方面の大学の"職員"の方とやり取りをしていたら,先日出版した本をあるサイトで見つけたそうで,「個人的に非常に興味がございますので,拝読いたします」とのことでした。やっぱり立派な大学というのは,職員の方もちゃんと勉強されるんですね。


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9月18日


仕事が一区切りしたので,またお出かけ。


まずは,前々から行ってみたかったドーバー(ドーバー海峡があるところ)。ドーバー城も立派だけど,ホワイトクリフ(文字通り,白い崖)の上をずっと歩いて行けちゃうのもすごい。






そして,ドーバー海峡。これがEUの現実でしょう。トラックを積んだ大型貨物船が24時間行き来しています。そして,わずか30km先に見えるのは,フランス(小さく見える貨物船の後ろにうっすら見えます,かね)。これまでのイギリスとフランスの関係もそうですし,Brexit後も何とかフランスと(だけ)は仲良くしていこうとするのもよくわかる気がします。




つぎは,カンタベリー。こちらは世界史に出てくる聖アウグスティヌス修道院跡とかカンタベリー大聖堂が有名。大聖堂の方はステンドグラスが一部はがれ落ちてしまったとかで修復中。それにしても,建物内の荘厳さは別格でしたし,思ったより広くてびっくり。さすが,イングランド国教会の総本山と呼ばれるところです。






その他,今回もいろんなところでいろんな美味しいものをいただきました。まあ,飲んでばかりだった気もしますけど。




なかでも印象的だったのは,久しぶりにホテルの朝食で食べたフル・ブレックファスト。トマトの皮まできちんと剥いてあって,一つ一つの素材の味もしっかりする,見かけ以上に手の込んだ丁寧なお仕事でした。




あと,ロンドンではミシュランを取ったラーメン屋さんに行ってきました。ラーメン2杯,ビール2杯,サービス料込みで約5500円。こちらはなかなかのお値段でした(笑)。




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9月11日


今週はほぼ出歩かず,仕事でおしまい。というか,在宅なので,一日中パソコンに向かっていた感じ。おかげで,お手伝いしている作文とか,とある申請書とか,とある動画とか,かなり捗ったけど。


出歩かずと言えば,先日,職場の同僚の先生に教えてもらったアプリ,AccuWeather。あまりの出来の良さにびっくり。要するに,天気予報を教えてくれるアプリですけど,○時間後の天気の予想などもリアルタイムで教えてくれて,しかもそれがかなり正確。


イギリスみたいに天気が変わりやすい地域で暮らす時には,こういったアプリはとても役立ちます。


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9月6日


今週末は,前回からの「お城つながり」ということで,ウィンザー城。いまもエリザベス女王が週末を過ごす居城としても使われている現役バリバリのお城です。




そういえば,メーガンさんとヘンリー王子が結婚式を挙げた聖ジョージ礼拝堂もここにあります。敷地内にある建物を見ていて感じたのは,いわゆる男性的なイメージのあるお城(例えば,"要塞")と違って,ここはすごく女性的な雰囲気のあるお城だということ。エリザベス女王が好きだというのも何となくわかる気がします。






その他,近くにはイートン・カレッジ(イギリスの超有名中高一貫校,学費は年間500万円!)もあるので,近くまで行って空気を吸って,ちょっとだけ頭が良くなった気分になってみたり(週末ということで,施設内は視察させてもらえませんでした)。というか,ウィンザーからテムズ川を挟んでカレッジまでの通りには国旗もいっぱい,お花もいっぱい,パブもいっぱい,ということで,もう「イギリス万歳」という感じ(笑)。








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9月3日


引き続き,貴重なレビュー,有難うございます。「ベスト500レビュアー」のミヤコさん,どこのどなたか存じ上げませんが,お歳暮でもお届けしたいぐらいです。


(写真をクリックすると,拡大表示されます)


久しぶりにSEMを使おうと思ってみたものの,もうすっかり忘れてしまったので,マニュアルとかをいろいろ眺めてみたり。そりゃそうですよね,クラゲみたいな図を描いてたのも,もう10年ぐらい前の話。


そんなことを思っていたら,先日紹介したハンドブックの違うチャプターでHiromori(2009)も取り上げてもらってました(この頃まではSEMも使っていた)。この時はたしか「これは載せてもらわないとかなり困る...」という想いで書いていた記憶があります。




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9月1日


早いもので,もう9月。ということで,そろそろ来年度の話なども始まって,さてどうしたものかと。その関連で,ある動画を作らないといけないのだけど,この年になって初めて自分で動画を作ることになるとは…。


何日か前にこちらの記事を読みましたが,これは私たちの業界では大きな問題。若手が減るのは定年が伸びていることとも関係しそうな気もしますが,個人的にもっと気になるのは教員全体に占める任期付きの割合が3分の1以上にもなっていること。今回のコロナは,この傾向にもっと拍車をかけるでしょう。


そんな中,ゼミの卒業生から「大学の専任講師として働くことになりました!」といった連絡など。卒論を思い出しても,これまでのゼミ生で1,2を争うほど立派な論文を書いてました。専門は日本語教育ですが,近いうち共同研究などできるようになるかもしれません。順調に伸びて行ってくれることを願っています。


2020年8月

8月29日


今回はウェールズに出かけてきました。さすが古城の数がヨーロッパで一番多いだけあって,至るところにお城がある。なかでも,ウェールズ城は街の中心にあって,シンボル的な感じですが,ケルフィー城の要塞的な存在感は何とも言えない圧巻ぶり。






ウェールズということで,ウェルシュ・ケーキやウェルシュ・レアビットなどもいただきましたが,どちらも素朴でまた食べたくなる味。とくに後者はチーズたっぷりで病みつきになりそうです。




その他,食べ物,飲み物は美味しいですし(パブの数が多い!),歴史が感じられる街並みもありますし,そもそも色彩の使い方がイギリスの他の国とはかなり違います。カーディフは初めて訪れた街ですが,何だかすぐにでも住めそうな感じでした。






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8月26日


直せと言われてた原稿も無事に出し終えたので,これで海外のジャーナルは現在,単著3本が査読中(国内のジャーナルは2本が査読中)。In House Reviewを通って,External Reviewに回してもらうだけでも有難いのかもしれませんが,国内と違って,ほんと時間がかかるものです。


それにしても,論文に割り当てられたIDを見ると,軒並み,「0500」以上。どこも半年ちょっとで500本以上ということは,(1つの雑誌に)年1000本の投稿があるということでしょ(それで掲載されるのは,年30本程度)。一方,査読をしてもらうだけじゃ,意味がないですしね。いやはや。


そんなことを思いながら,一区切りということで,明日からは気分転換にお出かけ。


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8月23日


引き続き,星,有難うございます。まだまだ頑張ります。




今週から,NBAのプレイオフが始まりました。というか,バスケットというのはどうしてこんなに面白いんでしょうかね(毎日,ゲームをフォローするだけでも精一杯)。1つのボールを使って,いい大人が遊んでいるだけなんでしょうけど,みんなビックリするぐらい真剣なので(やってる方も見てる方も)面白い。


やっぱりバスケットも,研究も,真剣にやるから面白いんでしょうね。真剣にやると,うまく行かなかった時はものすごく傷つくんですけど,そのぐらい賭けてやるから得るものもある(大きい)。


バスケットで試合の終盤,最後どちらにWが転がり込むかといった時,一番決め手になるのは選手の「執念」だと思います。研究も同じでしょうね。ただ,実際には毎試合,執念を持って試合に臨むのは大変でしょうし,研究も同じでしょう。私なんか,これまでを振り返っても,そんな想いで論文や本を書いたのは,Hiromori(2006),廣森(2015)ぐらいなものでしょうか…。でも先日,最近出版されたハンドブックをたまたま読んでいたら,いまだに前者とかが引用されてました。「想いは届く」,のかもしれません。




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8月20日


先日,Oxfordに行った際,ぜひ行ってみてと紹介されたので,今日はGoringにお出かけ。場所的にはReadingとOxfordの真ん中あたりで,自宅からも列車で10分ちょっと。




というか,Goring,半端ない。一言でいうと,優雅。イギリス人はこういうのが好きなのね。これまで40か国近くに行っても,こういうところは北海道が一番だと思ってましたが,正直,負けた気がした(笑)。






こんな別荘とか,どうやったら買えるんですかね(大学教員じゃ,無理…)。




帰宅前には,Goringで最も古いパブにも寄ってきましたが,ビールはもちろん,アップルサイダーも新鮮で格別(Strongbowしか知らない方は,ぜひお試しを)。奥さん曰く,「来月,また来よう」とのことです。






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8月16日


結局,お盆休みはなくなったので,細々と仕事など。研究計画書にコメントしたり,予備調査のデータを眺めてみたり。有難いことに,ガイドブックの方は,星,いただきました。これに満足せず,日々,精進します(笑)。




そういえば,ふと以下のような表に出くわしました。少し前のものですが,この時よりもどの雑誌も投稿数がかなり増えていることを考えると,採択率はこれよりもさらに下がっているでしょうね。




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8月12日


ここ最近はさすがに暑い。イギリスでも南部の方は比較的暑くなると聞いてはいましたが,35度前後が一週間続くと,なかなかお出かけする気にもならない。


お出かけと言えば,8月のお盆には一時帰国ぐらいできるかなと思っていたものの,なかなか難しそう。国内の人がお盆に帰省するだけでも「再考要請」とか「自粛」とか言ってるのに,国外から帰省したら,何を言われるか分かりません(笑)。


というか,とくに最近の日本はますます息苦しいな。


仕方がないので,8月も仕事。先日で査読は終了。張り切ってコメントを書きすぎたせいか,A4で計6枚になってしまった。いま書いている作文は8割がた終わったので,月末までには仕上げたいところ。あるジャーナルに出して「major revision」とか言われて,最初から全部書き直したら,結局,全く違った論文になってしまった。さすがにこういうケースは初めて。


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8月6日


先週のOxfordに続いて,今週はCambridge。大学ウオッチャーとしては,この2つは2大聖地みたいなもの。




ケンブリッジは見どころいっぱいなので,丸一日あっても足りないぐらい。この何とも言えない落ち着いた雰囲気は,他の街ではなかなか味わえない。






食べる(飲む)ところもたくさんあるので悩みますが,初めての時はやっぱりThe Eagleに行っておいた方が良いかも(DNAのらせん構造で有名なワトソン&クリックがよく飲んでいたパブ。その名に恥じず,食べ物,飲み物も抜群に美味しい)。前から気になっていたwagamamaも行ってみたかったのですが,こちらは行列で断念。




今回は久しぶりにホテルに一泊しましたが,皆さん頑張っているようでした。朝食もルームサービス,あるいは持ち帰りで対応してくれているので問題なし。意外とこういう時の方が,部屋などは清潔に保たれているのかもしれません。




2020年7月

7月21日


先週末は家庭サービスで,バースに出かけてきました。イギリスではよくロンドンに次いで,第2の観光地とも呼ばれるそうです。奥さん曰く,「初めて来た観光客が驚くぐらいじゃないと,世界遺産にはなれないのね。」




まず列車で行くとびっくりしますが,森の中にいきなり街が出現するといったイメージ(どうやってこんな街ができたのかしら)。街並みの一部を丘の上から見た感じが以下。




街自体はとてもコンパクトにまとまっているので,一日あれば十分回れるかも(ロンドンからも列車で90分,日帰りも可)。街中にはクリーム色の建物が多く,街並みに何となく統一感があって,洗練された印象を受けました。というか,ロイヤルクレセント(最後のやつ)はすごすぎ。






イギリスでもいろんなフィッシュ&チップスをいただきましたが,ここのは(ビールも含めて)格段に美味しかったです。バース,個人的にかなりおすすめの街です(秋か冬にはもう一度来たい)。




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7月17日


補講を含めて,今週で授業もおしまい。昨日はお世話になっている先生が,論文の投稿・レビュープロセスについて,これまでの体験談を踏まえたレクチャー。基本はラボメンバー(ポスドク含めた院生)を対象にしたお話でしたが,私にとっても勉強になることが多々ありました。


これで9月まではもう少し時間が取れるようになるでしょうか。いま取り掛かっている論文は(別論文の査読の締め切りもあって)7月中に書き終えるのは無理そうなので,新学期が始まる前までには何とか片づけたいところです。


そういえば,ガイドブック,アマゾンのランキングで(瞬間)1位になってました。長沢さんのベストセラー(学習書)を抜いて1位というのは光栄ですが(うちの奥さんまで読んだことがあるようですし),なぜ「英語学」のカテゴリーなのかは,不明です。




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7月14日


イギリス南部の都市,サウサンプトンに出かけてきました。




昔,タイタニック号はここから出港したようで,街にはその名を冠したパブなどもありました。そういえば,こちらに来て久しぶりに海を見た気もします。




サウサンプトンといえば,サッカーの吉田麻也選手でしょうか。私はあまりサッカーは詳しくありませんが,今年まで約7年半ほど,こちらでプレーしていたそうです(以前,ゼミ生がこちらまで試合を観に行ってきたと言ってました)。街の名前を聞いた時に,日本人の多くが同じ人の名前を思い浮かべるというのはすごいことです。




小さな田舎町という感じですが,緑も豊富で,空気も綺麗で,また来たくなる街でした。








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7月11日


今週,私が編著を担当させていただいた『英語教育論文執筆ガイドブック: ジャーナル掲載に向けたコツとヒント』が出版されましたが,本書内容の一部データ(本文中の図表,リソース編の問いワークシート)がこちらのサイトからダウンロードできるようになっています。興味のある方は是非どうぞ。


最近は段々と暖かくなってきたので,週末のテムズ川沿いはキャンピングカーで溢れています。家の中も車の中もあまり変わらないような気もしますが(笑)。




まあ,ビールは家の中で飲むより,外で飲む方が美味しいですけど。




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7月5日


今週のゼミ,セミナー,打ち合わせなどは,いずれも論文執筆にかかるものでした。


ゼミは,論文のOpen Accessがテーマで,そこから派生して,pre-prints,post-prints,licensingなどの話。セミナーは,Writing Resiliencyがテーマで,著名なジャーナルのエディターを招いて,この状況下でどうやって論文を書き続けるかという話。細かなことは書きませんが,私たちが置かれている状況もなかなか厳しいということですね。


そんな中,昨日(7月4日)はアメリカ独立記念日,いやパブ解禁日。私も早速,家の目の前にあるパブをのぞきに行ってきましたが,さすがに初日からいきなり店内というのは緊張感があるので,(このためにIKEAで買ってきた)冷水筒を持って出かけてきました。きっちり3パイント,入れてくれました(笑)。






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7月1日


早いもので,今日から7月。お願いされていた依頼原稿はようやく片付いたので(結局,丸々一か月かかった),今度は奥さんの「査読」。そんな中,また新しい本の企画も思い浮かんじゃった。執筆をお願いしたい先生方を考えるだけでも,結構ワクワクします。


と仕事ばかりしているわけにもいかないので,先日は久しぶりのロンドン。奥さんがバラ(この時期が一番きれい)が観たいというので,リージェンツ・パークのローズ・ガーデンにも出かけてきました。ロンドン市内にはいくつも公園がありますが,ここのバラ園はなかなか見応えがありますね。




あとはせっかくこちらに足を運んだので,Japan Centre(日本食材店)にも行って,普段は手に入りにくいものを買い込んだり。というか,ここは比較的いろいろなものを手広く揃えているので便利ですが,個人的には近く(Japan Centreから徒歩5分ほど)の別のお店の方が好きかも(商品がずっと手ごろだし,お店もそれほど広くないので,探しているものを見つけやすい)。




2020年6月

6月27日


相変わらずの在宅勤務。もうこうなってくると,将来的に週2~3日は職場,残りは在宅での勤務が一般的になるかもしれません。日本だと,つい最近,富士通が在宅勤務を基本,職場への出勤者を当面75%削減,日立が在宅勤務の定着化,2021年までに在宅勤務率50%を目指すことを発表してました。海外でも,ツイッター(会社)などは今後ずっと(この「ずっと」というのがポイント)在宅にするか,職場へ出勤もするか,社員が選択できるようにすると発表してました。さて,わが社はどうなることやら。


この「コロナ禍」の影響で,昨年度から選考委員をお願いされている「アルク語学教育研究支援制度」の今年度募集は中止となったようですが,来年度以降の新しい制度の内容がこちらで公表されているようです。関心のある方は,ぜひどうぞ。


選考といえば,先日,海外ジャーナルから査読依頼があったと思ったら,今度はまた別の海外ジャーナルから査読依頼。先にお願いされた論文にはまだ目も通せていない。というか,人様の論文の審査ばかりしている場合ではない。


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6月21日


今日は誕生日で45歳。もうこの年になると何の感慨もないですが,各方面でいろいろと衰えは感じるものです。Age is just a number. とはなかなか思えません(笑)。


先日,海外のジャーナルから査読の依頼があったのですが,以前,別の海外のジャーナルで査読をした論文と同じものでした。国内で複数のジャーナルの査読委員を引き受けていた時に同じことがありましたが,海外のジャーナルでも未だにこういうことがあるんですね。いろいろ考えさせられます。


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6月14日


ここ最近,あちらこちらから卒業生が近況(仕事のことや結婚・出産など)など。自分のことを思い出しても,指導教員に手紙の1つでも書こうかなと思うことは多々あったものの,実際に書くということはあまりありませんでした。学会での口頭発表後の質問もそうですが,聞きたいことがあっても実際に質問する(一歩踏み出して行動に出る)というのはなかなかの動機づけなんですよね。


そんなことを思い出しながら,実際に連絡でも取ってみようと思えるような(思いたくなる)時間を過ごしてくれてたんだなと思うと,ちょっと嬉しくなってみたり。


6月も早2週間がおしまい。お願いされている依頼原稿はだいたい3分の1終了。まだまだ最終形が見えないので,書いていても苦痛。変わらぬ情熱を持って,努力を続けるしかないですね。


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6月6日


今月末に出版予定の新刊書。表紙案が先週あたりに出てきてて,最終案が固まったと思ったら,もうすでにアマゾンの方には出ているようです。




オビにもあるように,なかなか充実した内容で,さらに執筆陣が充実している(編者のぞく)ので,良い本に仕上がっていると思います。関心がある方はぜひ,どうぞ。


今週の大学院の授業は何か重苦しい雰囲気で始まったなと思いきや,その日の午前中に副学長から大学の情勢についてお話があったらしく,なかなか厳しい模様(とくに私が所属させてもらっているラボは大学院生ばかり(20名以上)なので,就職活動等は直接影響を受けます)。


もっと大規模の大学はそうでもないのかと思いましたが,実情はそうでもないようで,ケンブリッジ,オックスフォードなどは早々に教員の給与カットの話が出てきました。こちらの記事を見ても,「2021年英国の大学は学費のみによる損失額が25億ポンド(約3300億円)に上り,3万人の雇用が影響を受けるという」とさらっと書いてますけど,もの凄いことですよ。日本も他人事では済まなくなる日が来るのは時間の問題だと思います。


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6月1日


さて,今日から6月。先日やり取りした先生が,毎月第一週目を良い調子で乗り切るように意識する,それがうまく行くと,その月の残りはどうにかなる,という話をしていたので,頑張って真似してみようと思います。


ということで,そろそろ放置していた依頼原稿に取り掛からなければ。こちらは6月,7月の2か月でどうにか目途をつけたいところ。そしたら,8月は一時帰国するぞ!


2か月といえば,ボリスさんの2ヵ月前(3/26)と2か月後(5/28)。自身のコロナからは何とか復帰したものの,今度はカミングスさんの件でてんてこ舞い。イギリス人の性格を考えると,このままでは済まないでしょうね。




2020年5月

5月28日


実家から何だか大きな段ボールが届いたと思ったら,いろいろと送ってくれたようです。マスクも100枚送ってくれたようで,ちょうど先日マスクをネットで頼んだら,単なるガーゼ(!)が送られてきたので助かりました(笑)。




昨日は天気も良かったので,一仕事終えて,近場へピクニック。日中だと,もうすでにかなり暖かい(25度前後)ので,日陰を見つけてお弁当なども。来週から小学校も段階的に始まるようですが,こちら(↓)も下校途中でしょうか。というか,一部の大学(ケンブリッジとかマンチェスターなど)はすでに来年9月(!)までオンライン授業だと発表してました…。




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5月22日


今週もおしまい。何だか最近は,週末が来るのが早い。


以前から利用しているトランスファーワイズ(イギリスの企業),日本から海外への送金手数料を(これまでも十分安かったように思いますが)さらに最大24%引き下げるとのこと。海外は日本の銀行がいま落ち目だと思っているということですね。


つい先日も,三菱UFJが23年度までに店舗4割削減の発表をしてましたが,皆さん,このコロナ危機で店舗がなくても(やっぱり)やれることを分かっちゃったんですよね。さて,海外と比べて100年ぐらい遅れていると言われている日本の銀行(実際にそう思うことがちょくちょくある)は今後,どう動くんでしょう。


海外といえば,トロントにいる際に取材を受けた記事がこちらで公開されているそうです。よろしければ,どうぞ(ちなみに私は超・内向型です)。


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5月20日


スカイプでお話した先生から,「髪が伸びましたね」「若くなりましたね」と。後者はそんなことはないと思うのだけど,前者はどうにかしないと。ということで,また,奥さん登場。今回は,…,まあまあかな(笑)。


月末を目途に取り掛かっていた論文集の原稿はおしまい。ということで,また,次のやつ。こちらは6月中旬を目途に片付ける予定。「ろんぶんは・じかんがあれば・かけるもの」。論文といえば,先週と今週の大学院のゼミはWriting workshop。発表者の以下の言葉が印象的でした。


Don't be afraid of the rubbish first draft - it needs to be rubbish so the second draft can be better.


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5月16日


今週は母親の一周忌法要があったので,本来は一時帰国の予定。ただ,この状況で日本に戻っても2週間の自己隔離,それからイギリスに戻ってさらに2週間の自己隔離,計1か月の隔離ということで,どう考えても現実的ではないので,仕方なく断念。


結果的に,スカイプでの遠隔参加。


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5月12日


イギリスでは今週からロックダウンを一部緩和。とは言うものの,安全を確保しながら経済を回すというのは,いわゆる「ケーキを残しながら食べる」というようなもので,現在にはなかなか難しいでしょうね。


近所に美味しそうな鮮魚を扱っているお店があって,前々から気になっていたのですが,ようやく覗いてきました(スーパーやこういった食料品などを扱っているお店は,ロックダウン中でもやっている)。活きがいい新鮮な魚介類が揃っていて,これはちょこちょこ通いたくなります。




というか,「魚をさばく(下処理する)」という英語が出てこなかった。ネイティブスピーカーに聞くと,clean(-ing)とかdress(-ing)とか言うらしいのですが,とくに後者の発想は(ノンネイティブだと)なかなか出てこないかも。


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5月10日


第2次世界大戦が終結して75年目ということで,エリザベス女王(94)がテレビ演説。先月,新型コロナウイルスの件でビデオメッセージを発表していましたが,女王自らが特別な事態に際して国民に直接語りかけるのは,即位68年の間でわずか5度しかなかったとのこと。そんな貴重な機会に2ヵ月続きで遭遇できたというのは,かなりラッキーかも。


それにしても,さすがにきれいなことばを使われますね。退位された天皇(上皇)のスピーチもそうでしたが,聞いていていつも惚れ惚れします。「言語」に関わる職業についているせいか,ことばの使い方(使われ方)はそれなりに敏感なつもりですが,やっぱりどんなことばを使うかでメッセージ性やそのインパクトは大きく変わります。


著書や論文などはその典型で,同じアイディアについて論述していても,その説明の仕方や論の展開の仕方で,読み手の印象は全く異なります。もっと極端な言い方をすれば,大したことがないアイディアでも言い方によってはそれなりのものに見えてしまうし,逆もあり得ます。理系の分野ではサイエンス・コミュニケーターという職業や資格があるぐらいですが,文系でももっとそういうことを意識した方が良いと思います。


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5月6日


4月に取り掛かっていた論文は無事に投稿終了。ということで,今度は次のやつをまた月末を目標に執筆開始。


つい先日発表されたイギリス政府の方針によると,


UK universities can charge full tuition fees as long as they deliver an excellent education, regardless of the mode of delivery.


とのこと。「excellent education」の中身はさておき,日本でも授業料の問題は各方面で議論があって,なかなか難しい。学生の気持ちは分かりますが,大学の教員・職員もさぼっているわけではなくて,むしろ仕事は増えている。そういった中,最近のW大の動きは目を見張るものがある。先に支援金の話を出しておいて,その一週間後ぐらいにこの話を切り出す。やっぱり,戦略というのは大事。


大学といえば,今週は卒業生に誘われて,Zoomの集まりにちょっと顔を出してみました。皆さん,GW中にもかかわらずStay Homeでかわいそうでしたが,それなりに楽しんでいるようでした。こちらの大学は,授業や打ち合わせなどにはMicrosoftのTeamsを使うことがほとんどですが,Zoomの方が少しだけ楽しそうな感じがするのは気のせい?(セキュリティーの問題は別として)




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5月3日


週末の朝,自宅ベランダからの眺め。トロントは間違いなく「第二の故郷」だけど,ここは「第一の故郷」かも。イギリスというのは入り込むまでは敷居の高い国だけど,入り込んでさえしまえば,とてもよい国のような気がします。




お昼過ぎからは,職場でお世話になっている先生にすすめられたテムズ川沿いの散策。ここをまっすぐ北上すると,「理論的にはオックスフォードにたどり着く」とのこと。今度,気合を入れて挑戦してみましょうか。




帰りはスーパーによって,食料品などの買い出し。こちらは野菜,果物などが新鮮で安い(たぶん,東京の半額ぐらい)。マッシュルームはアイルランド,トマトはオランダ,スピナッチはイギリス産。ここにはないけど,こちらの野菜,果物はスペイン産が多い。現地のおじいちゃん,おばあちゃんが一生懸命作ってくれているんでしょう。




2020年4月

4月29日


髪が伸びてきたなと思うものの,social distancing云々で,美容室も開いてない。ということで,奥さんに少し切ってもらいました(笑)。お店以外で切ってもらうとか,幼稚園以来ぐらいかも。


基盤Bも当たっちゃったので,4月は論文書き(久しぶりにまじめに書いた)。共著の先生方も頑張ってくれたおかげで,1発目の割には良いものが書けたと思います。だいたい終わったので,来週ぐらいには投稿できるかな。


つい先日までいたカナダでは,新型コロナで苦境に陥る学生のために約6900憶円の支援計画が発表されました。日本では大学が個別に5億,10億,25億と学生支援の計画を発表し始めています。というか,国は何をやっているんだろう。


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4月25日


今週から大学院の授業(ゼミ)もスタート。初回ということで,現在のコロナの状況を踏まえ,(心理学のラボらしく?)事前に行ったアンケート調査の結果をもとに,ラボのメンバーが現状どのような問題や悩みを抱えているか,どのようにしたらそれらを解決・緩和できるかといったトピックをオンライン上で議論。


イギリスの多くの大学では,現在,新しい教員人事を凍結しているようで,それに関して不安を抱えている院生が多いようでした。大学も先が見えない状況では採用人事は慎重にならざるを得ないでしょうし,学会は国内・国外を含めてどんどん中止・延期が発表されているし,とりわけ院生にとって今年度は厳しい年になるはずです。ほぼ変わらないのはジャーナルの世界だけでしょうから,論文がしっかり書ける院生じゃないと生き残る(アカデミアで職を得る)のはこれまで以上に難しくなるのかも。


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4月22日


今週,一番ショッキングなニュースは下記。


【重要なお知らせ】

この度,ブリック中野店を閉店する事になりました。当初は5月6日からの営業再開という予定でおりましたが,このまま再開はせずに閉業という形となります。昭和39年創業以来,56年という長年に渡り数多くの方々にご愛顧を賜わり誠に有難うございました。

(詳細はこちら)


あそこは個人でもゼミでもずいぶんとお世話になったので,寂しい限り。これからはどこに行けばいいんだ?




先日のBook Chapterの執筆依頼に続いて,今度は『〇〇教授退任記念論文集』への執筆のお願い。締切は10月とのこと。すでに手いっぱいだけど,9月の学会(ワークショップとシンポジウムをお願いされていた)がコロナの影響で中止になったので,その準備に予定していた時間を少し充てられるかな。


というか,自分の元指導教員の退職記念論文集もそろそろ企画したいと(前々から)思ってはいるものの,外野にいる私がごちゃごちゃ言うのもどうかという気がしないでもない。こちらはもう少し様子を見た方が良いのかな(と思いながら,もう一年近く経ったけど)。


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4月19日


奥さんに勧められて,自宅のテレビ前でエクササイズ。基本,ライ〇ップと同じようなものでしょうけど,やっぱり人間というのは「伴走者」が必要なんでしょうね。というか,「自分の脂肪は自分で燃やせ!」って,このインストラクター,面白い。



また新しいBook Chapterの執筆依頼など(もうすでに企画は通っていて,出版は決まっているとのこと)。時代をときめく若手研究者2人にお声がけいただいたというのは光栄なことなので,謹んでお引き受けさせていただきました。


上記に関して,企画書,執筆要領,サンプル原稿などもお送りいただきました。執筆のイメージをこれほど具体的に(事前に)提示いただいたのは初めてかもしれません。つまり,編著者2人のなかには完成形のイメージがすでにかなり具体的な形であるんでしょう。やっぱり立派な先生方が編集されると違います。


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4月17日


イギリスと言えば,曇り空が多いイメージですが,こちらに来て以降,雨はまったく降らず,毎日天気が良くて,全然イギリスっぽくない日が続いています。つい先日も近所を散歩すると,下記みたいな感じでした。のどかです。




ちなみに,夕暮れもきれいです。




こちらに来て驚いたことの1つは,物価が安いこと。3月末まで住んでいたトロントと比べると,1~2割は安いイメージ。しかも,もともと食料品には税金(20%)がかからないのですが,ビールやワインなどのアルコール類にもかからない。これは良くない。


トロントと言えば,あちらに滞在していた時(9/20)に投稿した論文の査読結果が今頃(4/17)になって飛んできた。「修正再審査」とのことですが,エディターは「We would strongly encourage you to revise your original manuscript and to resubmit it to us.」とか言ってるし,コメントもA4で2ページ"しか"ない。もうすっかり忘れていたのでどうでもよくなってましたが,頑張って修正しろと言うことか。


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4月13日


イギリスでロックダウンが始まって早3週間。BBCが紹介している世論調査によれば,国内の15%がすでにロックダウンによる制限を非常につらく感じ,さらに14%が4月中のどこかの時点で対応しきれなくなると予想しているという結果が出たそう。


人間はもともと社会的な生き物なので,isolationとかsocial distanceとか言われると,いろいろしんどいのは想像に難くないです。ただ一方で,(私も含めて)人というのは日頃から人間関係がストレスの(時には最も)大きな要因となり,他者や社会からisolationしたくなったり,social distanceをおきたいと感じることも多いはずです。バランスが大事と言えばそれまでですが,まあ,人間というのはややこしい生き物ということなんでしょう。


それはさておき,コロナ太り,どうやって気をつけたら良いものか…。


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4月9日


というわけで,先月末から「戦火」のイギリスにやってきたわけですが,いまだに新型コロナウイルスに罹っていないのはラッキーと考えるべきなのか,早く罹ってしまった方が気が楽なのか。


上記の影響で,家探しはなかなか難航(新鮮?)しました。最初は不動産屋さんにお願いしようと思ったものの,この状況でどうも動きが遅かったので,ほぼ大家さんと直接交渉(そのおかげで仲介手数料は無料!)。やり取り等はすべてオンライン,部屋の内検はVideo Viewing,パスポートやビザの確認などはWhatsAppの動画機能,契約書や支払いもすべて電子決済で,結局,最初から最後まで大家さんとは一度もface-to-faceで会うことはありませんでした。


借りたフラットはリビングが結構広め(ベットルームもバスルームも2つずつある)で,なかなか住み心地は良さそうです。あと,イギリスはホテルや飲食店どこに行っても寒いイメージがありますが,フラット内の各部屋や廊下にはすべて床暖房が入っているので冬でもたぶん大丈夫。




最近,学校(教育)関係ではオンライン授業の話があちこちで聞かれますが,セキュリティーや通信料の問題など検討事項はいろいろあるとして,先の不動産のことを考えると,ひょっとするとかなりのことがすでにオンラインでできる時代なのかもしれません。


あと授業に関連して,もう1つほど。私も著者の一人として関わらせていただいた,中学校の英語検定教科書『NEW CROWN』(令和3年度版,三省堂)の内容案内がこちらで公開されているようです。ご関心がある方は,どうぞ。


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4月1日


さて,新年度になりました。最近は重々しい話題ばかりですが,ここには基本的にポジティブなことしか書かないので,2つほど。


まず,例年のことですが,4月1日は科研の日。今年度は基盤B・代表,基盤B/基盤C・分担の計3件を申請していましたが,無事にすべて採択。特に代表を務める基盤Bの方は,個人的に頑張りたいと思っている研究課題なので,採択されて良かったです。これで今年は新規・継続分を合わせると,基盤Bが2件,基盤Cが4件,計6件です。


上記に関連するのですが,今年度はイギリスのレディング大学で在外研究に取り組む機会をいただきました。動機づけをはじめ,教育心理学の分野で世界的に活躍する先生のもとで研究するチャンスをもらえたというのはとても有難いことなので,ぜひ有意義な機会にしたいと思っています。そのためには,まずはこの世界中を苦しめている状況が少しでも早く明るい方向に向かうことを願うばかりです。



2014年度~

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